島原へ日帰り旅行に行ってきました。天守閣の改装工事が完了した島原城や武家屋敷通り、湧水スポット、鯉の泳ぐまちなどを歩いて巡り島原観光を満喫しました。島原名物かんざらしや具雑煮を食べ歩く島原市内観光モデルコースを紹介します。

★島原へ日帰り旅行に行きたい
★島原まち歩きを楽しみたい
★島原旅行に行く前に人気観光スポットの場所を確認したい
★島原旅行に行く前にグルメやカフェの人気店をチェックしたい
島原まち歩き
ゴールデンウイークの平日2025年5月2日に、島原へ日帰り旅行に行ってきました。
島原市内には、70ヵ所を超える湧水地があり古くから水の都と言われています。
島原市内の観光スポットや、グルメ、甘味処などを含めた17ヵ所を、ゆっくりと歩きながら「島原のまち歩き」を楽しみました。
島原市内の有名な観光スポットや飲食店は、市街地に集中しているので、年配者や子連れの方も、ゆっくりと「島原あるき旅」を楽しむことができます。

島原まち歩きマップ
最初に島原まち歩きに役立つ観光マップを入手しましょう。
島原まち歩きマップには、島原市街地の観光スポットや、グルメ、カフェを含めたモデルコースが詳しく記載されているので、迷うことなく島原のまち歩きを楽しめます。
島原駅からスタートする場合は、島原駅観光案内所で「島原まち歩きマップ」を入手することができます。

島原市内の観光スポットや、島原名物かんざらしのお店、具雑煮のお店などにピンポイントで行きたい場合も島原まち歩きマップは大変重宝します。
■画像の出典元:島原市公式サイト

✨鯉の泳ぐまち観光交流センター「清流亭」
水頭の井戸と銀水の場所を確認するため、鯉の泳ぐまち観光交流センター「清流亭」で、島原まち歩きマップを入手しました。

✨鯉の泳ぐまち観光交流センター「清流亭」の場所をGoogleマップで確認できます
島原の日帰り旅行モデルコース
島原へのアクセス方法は、諫早駅から島原鉄道を利用して、大三東駅を経由して島原駅を目指し、島原駅から「島原まち歩き」をスタートします。
- START島原鉄道(諫早駅)
- ①大三東駅
- ②島原駅(島原まち歩きスタート)
- ③島原城周辺
島原城
姫松屋(具雑煮)
武家屋敷通り
鐘撞堂(時鐘楼) - ④青い理髪館(工房モモ)
- ⑤武家屋敷「佐久間邸跡」
- ⑥サンシャイン中央街・島原一番街
しまばら水屋敷(かんざらし)
水頭の井戸
江東寺「ねはん像」 - ⑦鯉の泳ぐまち
中央公園
湧水庭園「四明荘」
しまばら湧水館(koiカフェゆうすい館)
鯉の泳ぐまち観光交流センター「清流亭」 - ⑧白土湖
- ⑨カトリック島原教会
- ⑩浜の川湧水
- ⑪銀水(かんざらし)
島原鉄道(諫早駅)スタート
公共交通機関を利用して、福岡・佐賀・長崎方面から、島原へアクセスする場合は、JRを利用すると島原鉄道への乗り継ぎが便利です。
✨島原鉄道
★諫早発:8時47分
★島原着:10時00分

①大三東駅
島原鉄道の大三東駅は、日本一海に近い駅として知らており、ドラマ「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地で有名になり、インスタ映えスポットとしても人気があります。
列車の進行方向に向かって左側の座席に座ると「黄色いハンカチ」や「駅名標」を、車内から撮影することができます。

大三東駅の駅名標は、有明海と干潟の景色をイメージしたシンプルなデザインです。
2020年9月に島鉄キャラクターに就任した「神代みさき」が描かれていて、とても可愛い駅名標です。

②島原駅(島原まち歩きスタート)
今回、乗車した列車は島原港行ですが、次の目的地の島原城へ向かうため、ここ島原駅で下車します。
島原駅には定刻の午前10時00分に到着しました。

島原駅の駅舎がカッコイイですね!
島原駅の駅舎は、島原城の大手門をモチーフにした特徴的な建物になっています。

③島原城周辺
島原城周辺の人気観光スポットやグルメを紹介しています。
島原城
島原駅前通りを直進して、突き当りを左側に進み城の外堀沿いを歩いて行くと、徒歩10分程で島原城の入口に到着します。
島原城の敷地内には、駐車場や、登録有形文化財の島原城御馬見所、古野梅苑、売店、飲食店などがあります。

✨天守閣の入場料
大人 | 700円 |
小・中・高校生 | 350円 |
島原城の天守閣の1F~4Fは、キリシタン資料館や歴史資料館、郷土資料館を見学することができます。

展望台
この日は晴天に恵まれたこともあり、島原城の展望台からは、360度の大パノラマを満喫できました。
島原城の天守閣5F展望所からは、島原市街地や有明海、雲仙普賢岳などを一望することができ眺望は最高です。
(島原駅方面の眺め)

北側からの眺めは、島原市街地と島原県立島原高等学校が見えていました。

5月2日は晴天に恵まれて雲仙普賢岳方面の眺めも最高でした。

展望台の東西南北すべてに、双眼鏡が設置されています。

島原城:基本情報
■所在地:長崎県島原市城内1丁目1183−1
■電 話:0957-62-4766
■営業時間:9時00分~17時30分
✨島原城の場所をGoogleマップで確認できます
姫松屋(具雑煮)
島原城のすぐ傍に、島原名物の具雑煮で有名な姫松屋の本店があります。
島原城の見学を終えて、営業開始の午前11:00過ぎ頃に、こちらのお店で食事休憩をすることにしました。
姫松屋は、たいへん人気があるお店なので、お昼時は混雑が予想されますので、お昼時を避けて来店する方が良いと思います。

ゴールデンウイーク中の平日だったので、開店直後のこの時間は、まだ席が空いていました。

メニューは、島原名物具雑煮や、具雑煮定食、鍋焼きうどん、その他定食などがありました。
今回は、具雑煮定食の梅1,450円(税込)をオーダーしました。
具雑煮定食は、具雑煮、いなり寿司、オレンジのセットが付いているので、具雑煮(並)1,200円(税込)よりも、お得感があるのでおすすめです。
具雑煮は、出汁と醤油の味が美味しく、餅、かまぼこ、玉子焼き、椎茸、凍豆腐、れんこん、鶏肉、アナゴ、シロナ、春菊、ちくわ、ゴボウなど13種類の具材が入っていて、最後まで熱々で美味しく頂きました。

姫松屋本店:基本情報
■所在地:長崎県島原市城内1丁目1208−3
■電話:0957-63-7272
■営業時間:11時00分~18時00分
✨姫松屋の場所をGoogleマップで確認できます
武家屋敷通り
武家屋敷通りの真ん中には、杉谷の水ノ権現の湧水から引いた水路が通りを貫き、流れる水の綺麗さに圧巻です。
武家屋敷通りには、島田邸・篠塚邸、山本邸の3軒が一般公開され、建物内部の見学もできるため、江戸時代の下級武士の生活の様子を伺い知ることができます。

武家屋敷通り沿いには、日本庭園付の無料の休憩所とトイレがある武家屋敷無料休憩所があります。

島田邸
島田邸の外観は、木製の雨戸や藁葺き屋根と瓦を使用した木造住宅の平屋で、靴を抜いて建物内部も見学することができます。
建物内部は、白壁や障子と襖で区切られた畳の部屋が幾つかあり、かまど付の台所や、五右衛門風呂があり当時の様子を知ることができます。
鳥田家は松平藩主の草創以来の古い家柄で、藩主に仕えて三河国吉田、丹波国福知山と転じ、寛文9年(1669年)に島原に入りました。
歴代地方代官・郡方物書などを勤めましたが、幕末には材木奉行・宗門方加役・船津往来番などの重職についていました。鳥田邸は現在も保存され、屋敷の一部が公開されています。

山本邸
山本邸の外観は、木製の雨戸や藁葺き屋根と瓦を使用した木造住宅の平屋で、靴を抜いて建物内部も見学することができます。
建物内部は、白壁や障子と襖で区切られた畳の部屋が幾つかあり、随分前に私のおばあちゃんが住んでいた田舎の家を思い出し懐かしく思いました。
ここに住んでいた山本家の初代佐五左衛門は、松平藩主の三河(愛知県)時代からの家臣で、藩主に随行して島原へやってきました。
代々砲術師範として藩の重職を歴任し、幕末まで前後13代の城主に仕えました。
山本邸は、当時のままの武家屋敷として今も残っており、貴重な文化財となっています。

篠塚邸
篠塚邸の外観も島田邸や山本邸と同様に、木製の雨戸や藁葺き屋根と瓦を使用した木造住宅の平屋建てです。
靴を抜いて建物内部も見学することができますが、篠塚邸の建物内部は、見学するのを忘れてしまいました。
この屋敷に住んでいた篠塚順右衛門は、松平藩主の三河(愛知県)時代からの家臣で、藩主に随行して島原へやってきました。
明治時代まで11代続き、主に郡方祐筆(書記)や代官などを務めていました。屋敷は現在も保存され、一般に公開されています。

武家屋敷:基本情報
■所在地:長崎県島原市下の丁
■電話:0957-63-1111
■開館時間:9時00分~17時00分
■入場料:無料
✨武家屋敷の場所をGoogleマップで確認できます
鐘撞堂(時鐘楼)
武家屋敷を後にして少し歩いて、次の観光スポット鐘撞堂(時鐘楼)へ向かいました。
延宝3年(1675年)9月、初代島原藩主・松平忠房が「人々に時刻を知らせ、守らせることは政治の中でも大切なことである。」と、鐘楼を建立しました。
鐘楼だけは昭和48年まで残っていましたが破損もひどかったので、昔をしのぶ人たちの寄付によって復元されました。

鐘撞堂(時鐘楼):基本情報
■所在地:長崎県島原市城内1丁目1222−5
■電話:0957-68-1111
■営業時間:24時間
✨鐘撞堂(時鐘楼)の場所をGoogleマップで確認できます
④青い理髪館(工房モモ)
武家屋敷から、国道251号線の方向に、歩いて行くと大正時代の理容館を活用したレトロなカフェ青い理髪館(工房モモ)があります。
青い理髪館(工房モモ)は、1階が喫茶店で、2階はレンタルスペースとして活用しています。

1階の喫茶店では、島原の名水で淹れたコーヒーや、手作りケーキ、島原名物の「かんざらし」を頂くことができます。

青い理髪館(工房モモ):基本情報
■所在地:長崎県島原市上の町888−2
■電話:0957-64-6057
■営業時間:10時30分~18時00分
✨青い理髪館(工房モモ)の場所をGoogleマップで確認できます
⑤武家屋敷(佐久間邸跡)
青い理髪館(工房モモ)を後にして、島原城方面に向かい城の堀沿いを南下すると、武家屋敷(佐久間邸跡)があります。
二代藩主松平忠雄の時代に、佐久間太郎左衛門が島原藩家臣に召し使えられ、知行100石と、この地に屋敷を下賜されました。

現在、屋敷は残っていませんが、佐久間家は、代々群方勘定奉行を歴任し、知行100石、外役科30でした。

武家屋敷(佐久間邸跡):基本情報
■所在地:長崎県島原市城内1丁目1173−2
■営業時間:24時間
■入場料:無料
✨武家屋敷(佐久間邸跡)の場所をGoogleマップで確認できます
⑥サンシャイン中央街・島原一番街
島原市の商店街(サンシャイン中央街・島原一番街アーケード)周辺の人気観光スポットやカフェを紹介しています。
武家屋敷(佐久間邸跡)を後にして、島原城の堀沿いを通り南下すると、島原市の商店街(サンシャイン中央街)にたどり着きます。
サンシャイン中央街(万町商店街)は、島原城の城下町として昔から「萬あきない」のまちとして栄えてきました。

かんざらしで有名な水屋敷は、サンシャイン中央街沿いにあります。
江東寺(ねはん像)は、島原一番街アーケード沿いにあります。
サンシャイン中央街を通って次の目的地「鯉の泳ぐまち」まで歩いて行きます。

サンシャイン中央街:基本情報
■所在地:長崎県島原市上の町925−3
■電話:0957-64-2760
✨サンシャイン中央街の場所をGoogleマップで確認できます
しまばら水屋敷
しまばら水屋敷は、毎秒50リットルの湧き水と、明治時代の和洋折衷の建物を再利用した古民家カフェで、サンシャイン中央街にあります。
カフェメニューは、かんざらし、珈琲、かんざらし抹茶セット、かんざらし水出し珈琲セット、そうめん、地酒などを頂くことができます。
建物の2階には、全国の招き猫1,000点以上が展示されており、福を呼ぶパワースポットとして人気があります。

しまばら水屋敷:基本情報
■所在地:長崎県島原市万町513
■電話:0957-62-8555
■営業時間:11時00分~15時30分
✨しまばら水屋敷の場所をGoogleマップで確認できます
水頭の井戸
サンシャイン中央街を南下し、水頭通りを右へ行くと湧水スポットの水頭の井戸があります。
昭和16年に地元住民の方が井戸を掘ったところ豊富な湧水が湧き出て、今も住民の生活の中にとけ込んでいます。
井戸の横にいる亀(石像)に湧水をかけると長生きできると言われています。

水頭の井戸:基本情報
■所在地:長崎県島原市中堀町
■営業時間:24時間
✨水頭の井戸の場所をGoogleマップで確認できます
江東寺(ねはん像)
島原一番街アーケードを南下していくと、右側に江東寺(ねはん像)の入口があります。
ねはん像へ行くには、江東寺(ねはん像)お墓がたくさんある江東寺の敷地内を通り、少し小高い丘まで階段を上がって行きます。
江東寺はもともと、永緑1年(1558年)有馬晴信の弟・宣安明言和尚が北有馬・田平に開山しました。
その後、新城主・松倉重政が島原城を竣工させると、その地を城下町郊外の今村に移し、寛永1年(1624年)新城主・松倉重政は、ここを菩提寺と定め江東寺と改められました。

山門をくぐると右側に鐘つき台があります。

階段を上がって行くと、少し見晴らしが良くなり、ドーンと横たわった「ねはん像」の姿が見えてきます。
「ねはん像」の前にお賽銭箱があるので、お賽銭を入れて心を込めて願い事をしてきました。
昭和32年(1957年)、奈良信貴山・福崎日精師の作で、見事な「ねはん像」が造られました。
この「ねはん像」は、板倉重昌と松倉重政の霊を供養するために建立されたものです。
身の丈8.1mの鉄筋コンクリート造りのねはん像としては日本最大で、足の裏に大法輪の相(仏足石)が刻まれているのも最初だそうです。

江東寺(ねはん像):基本情報
■所在地:長崎県島原市中堀町42
■電話:0957-62-2788
✨江東寺(ねはん像)をGoogleマップで確認できます
⑦鯉の泳ぐまち
鯉の泳ぐまちの人気観光スポットやカフェ・お土産店を紹介しています。
島原市新町一帯は湧き水が豊富で、全長100メートルの水路があり、別名「鯉の泳ぐまち」と呼ばれています。
鯉の泳ぐまちは、この地域の町内会の人たちが町内を流れる清冽な水路を生かしたまちづくりと、子どもたちの豊かな心を育てるために、昭和53年7月より水路に色とりどりの鯉を放流したのが始まりです。

鯉の泳ぐまちには、昔ながらの水路が残っているまちで、水路にたくさんの鯉を放流しています。

島原には至る所に湧水があり、昭和60年1月環境庁から「島原湧水群」として日本名水百選に指定されています。

島原市には70ヵ所以上の湧き水池があり、湧き水量は一日20万トンといわれています。

鯉の泳ぐまち駐車場
自家用車で鯉の泳ぐまちへ行かれる方は、鯉の泳ぐまちの中央公園前に、鯉の泳ぐまち駐車場があります。
近隣の駐車場より駐車料金が安いのでお得です。
■駐車料金:1時間100円

✨鯉が泳ぐまちの場所をGoogleマップで確認できます
中央公園
サンシャイン中央街から、水頭通りに交差するところに、鯉の泳ぐまち、湧水館、四明荘の愛内板がありますので、案内板の方向へ進むと中央公園があります。

中央公園は、湧き水を活用した公園として知られており、観光名所である鯉の泳ぐまちと、商店街を結ぶ、島原第二小学校の跡地に整備されました。

中央公園には、広場を中心に湧き水塚や水路が設けられ、園内には様々な植栽が施されていました。

中央公園:基本情報
■所在地:長崎県島原市新町1丁目
■営業時間:24時間
✨中央公園の場所をGoogleマップで確認できます
湧水庭園「四明荘」
中央公園から、鯉の水辺路を北方向に進むと、観光ガイドブックに掲載されている島原の人気観光スポット湧水庭園「四明荘」があります。
玄関を入ってすぐのところに、券売機がありますが、1万円札は使用できないので、スタッフ方に入館料を払って中に入りました。
建物内には、既に多くの観光客の方が訪れていましたので、スタッフの案内で建物右側の縁側から入室させて頂きました。
明治後期から大正初期ごろに伊東元三氏(当時開業医師)が別邸(宅地187.8坪、木造瓦葺約40坪)として建築され、四方の眺望に優れていることから「四明荘」と名付けられました。

緑豊かな日本庭園の中にある「四明荘」は、建物の一部が湧水池の中にあり、縁側に座ると心地よい優しい湧き水の音と、鯉が泳ぐ姿に心が癒されます。

庭園は昭和初期に禅僧を招いて造られたと言われ、色とりどりの鯉が泳ぐ庭園の池へは、一日に約3000トンもの清水が流れているそうです。

縁側からの景色を眺めていると、時間が過ぎるのを忘れてしまします。

入場料金を支払って四明荘に入ると、湧き水で作ったお茶や、絵葉書、しまばら湧水館「koiカフェ」の割引券を頂くことができます。

湧水庭園「四明荘」:基本情報
■所在地:長崎県島原市新町2丁目125
■電話:0957-63-1121
■営業時間:9時00分~17時30分
■入場料:大人400円・小人200円
✨湧水庭園「四明荘」の場所をGoogleマップで確認できます
しまばら湧水館(koiカフェゆうすい館)
しまばら湧水館(koiカフェゆうすい館)は、三村家から平成8年に島原市が譲り受け、平成15年から17年にかけて整備され、湧水資料館として公開されました。
入館は無料ですが、かんざらしの手づくり体験や、喫茶の利用は有料になります。
しまばら湧水館は「鯉の泳ぐまち」の中心にある、昭和初期に建てられた木造瓦葺平屋の屋敷で、国の登録有形文化財に指定された建物です。

しまばら湧水館(koiカフェゆうすい館)
■所在地:長崎県島原市新町2丁目122
■電話:0957-62-8102
■営業時間:9時00分~18時00分
✨しまばら湧水館(koiカフェゆうすい館)の場所をGoogleマップで確認できます
鯉の泳ぐまち観光交流センター「清流亭」
鯉の泳ぐまち観光交流センター「清流亭」には、休憩コーナー、駐車場やトイレあり。 館内休憩スペース床はガラス張りになっており、足元で悠々と泳ぐ鯉を楽しむこともできます。
こちらの施設では、お土産品の購入や、島原まち歩きマップも入手することができます。

敷地内には、豊富な湧水を利用した池があり、色とりどりの錦鯉が堂々たる姿で泳いでいます。

鯉の泳ぐまち観光交流センター「清流亭」:基本情報
■所在地:長崎県島原市新町2丁目247−1
■電話:0957-64-2450
■営業時間:9時00分~18時00分
✨鯉の泳ぐまち観光交流センター「清流亭」の場所をGoogleマップで確認できます
⑧白土湖
島原一番街アーケードを南下して商店街の出口から、音無川沿いを右側に行くと、大量の湧水が湧き出ている白土湖と、雄大な雲仙普賢岳の姿が見えてきます。
島原のまち歩きも後半に差し掛かり、歩き疲れて足が痛かったですが、白土湖に訪れた方の様子をSNSで見て景色が良かったので、ここまで足を運んできました。
寛政4年(1792年)の眉山崩壊による災害「島原大変」によって生じた窪地に多量の地下水が湧き出したことによってできた湖です。
明治末には、この豊富な湧水を利用した酒造所やラムネ工場が湖畔にありました。
酒造所は今でも湖畔に軒を構えているほか、米や野菜を洗うための洗い場も設置されており、住民の生活用水の一部として利用されています。

白土湖:基本情報
■所在地:長崎県島原市 白土湖通り
■電話:0957-63-1111
✨白土湖の場所をGoogleマップで確認できます
■紅葉の穴場スポット【三十路苑】の詳細は別の記事で紹介しています。
⑨カトリック島原教会
白土湖から、白土湖通り沿いを北へ少し進むと、キリスト教の聖堂「カトリック島原教会」があります。
まだ新しい教会ですが、ステンドグラスを施した赤レンガ作りの美しい教会です。
教会の右側には、機械式の鐘が設置されており、時間になると自動で鳴るそうです。
カトリック島原教会は、二十六聖人殉教から、400年目の平成9年に島原半島殉教者記念聖堂に生まれ変わりました。

カトリック島原教会:基本情報
■長崎県島原市白土町1066−3
■電話:0957-62-2952
■営業時間:9時00分~17時00分
✨カトリック島原教会の場所をGoogleマップで確認できます
■秋に行きたい紅葉の名所【雲仙仁田峠】の見どころを別の記事で紹介しています。
⑩住浜の川湧水
カトリック島原教会から、島原一番街アーケードの出口まで戻り、東方向へ進み国道251号線に差し掛かると、ガスト島原店があります。
国道251号線沿いのガスト島原店の脇道から、Googoleマップを片手に路地を進んで行き、約10分で浜の川湧水までたどり着くことができました。

浜の川湧水には、4つの区画に区切られた洗い場があって、食料品を洗うところ、食器を洗うところなど各用途によって上から順々に水を利用していくような仕組みになっており、現在もそのしきたりが守られているそうです。

初めて見た浜の川湧水の水の綺麗さと素敵な湧水地に圧巻です。
浜の川湧水に隣接して、島原名物かんざらしの名店「銀水」があります。
平成28年8月6日、20年近い時を経て、観光客と地域住民の交流の場として「湧水」による「島原らしさ」を演出できる新たな観光スポットとして、島原市地域おこし協力隊による地域活性化の発信拠点として、復活しました。

浜の川湧水:基本情報
■所在地:島原市白土桃山2丁目
■電話:0957-63-1111
■アクセス:島原鉄道の島原船津駅から徒歩10分
✨浜の川湧水の場所をGoogleマップで確認できます
■雲仙地獄めぐりの見どころ・駐車場・アクセス方法を別の記事で紹介しています。
⑪銀水(かんざらし)
いよいよ最後の目的地、島原名物かんざらしの名店「銀水」へ向かいます。
島原まち歩きマップの最後の目的地となる「銀水」への行き方は複数ありますが、いずれも道標に従って行けばお店にたどり着くことができます。

銀水は、人気店だけあって私たちが到着したときには、既に数名の観光客の方が待っていました。
店内に設置された自動受付機で受付を済ませて、入店の順番が来るのを待つことしました。

銀水の建物と浜の川湧水を見ていると、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような気分になります。
銀水は、ドラマ「かんざらしに恋して」のロケ地になったお店です。
大正4年に入江ギンさんが始めた元祖かんざらしのお店が「銀水」です。
銀水は「浜の川湧水」のすぐそばにあります。
昭和30年に田中ハツヨシさんがお店を引き継ぎ、たくさんの人々が「銀水」のかんざらしを食べに店に通いましたが、平成9年に閉店になりました。
その後、平成28年8月6日、20年近い時を経て、かんざらしの名店「銀水」が復活しました。
店内には、浜の川湧水から水が引き込まれており、涼しげで爽やかな雰囲気が漂っています。

カウンター席前のタイル張りの水槽では、白玉を水にさらしたり、かんざらしの蜜やラムネを浜の川湧水から引き込んだ冷たい湧き水で冷やしていました。

相方がオーダーしたものが「銀水セット」1,300円(税込)です。
銀水セットや、アイス銀水セットは、好きな添え菓子と飲み物を選べます。
銀水の「かんざらし」は、粒が小さいのが特徴で、ツルツルしてモチモチ感があり、凄く美味しかったそうです。

私がオーダーしたものは「アイス銀水セット」1,430円です。
「アイスざらし」は、温度が下がっても固くならないように工夫を施しており「苺ざらし」との相性も良かったです。
アイス銀水セットに付いているカステラは、ザラメが付いていないので、あっさりとした甘さ控えめのカステラです。
暑い季節には、期間限定の「アイス銀水セット」冷たい抹茶、アイスざらし、カステラのセットが、おすすめです。

銀水:基本情報
■所在地:長崎県島原市白土桃山2丁目1093
■電話:0957-63-4610
■営業時間:9時00分~18時00分
■駐車場:無料駐車場あり
✨銀水の場所をGoogleマップで確認できます
■小浜温泉の日帰り旅行におすすめのモデルコースを別の記事で紹介しています。