デートコースにおすすめのグラバー園の散策ルートやイチ押しの撮影スポットをご紹介!この記事は、グラバー園に行く前に見どころをチェックしたい方におすすめです。長崎居留地時代の洋館やグラバー園からの美しい景色・アクセス方法を紹介しています。
グラバー園
長崎のグラバー園は西洋文化をいち早く取り入れた長崎旧居留地時代の建築物『旧グラバー住宅』『旧リンガー住宅』『旧オルト住宅』をはじめ、市内に点在していた6つの明治時代の洋館を移築復元した長崎の代表的な観光スポットです。
英国スコットランド出身のトーマスグラバー氏が暮らした旧グラバー住宅は、1961年に国の重要文化財に指定していされ、2015年には世界遺産の構成遺産に登録されました。
グラバー邸の白が基調の温室
グラバー園:園内マップ
グラバー園の園内は、広大な敷地に、グラバー邸や旧三菱第二ドックハウス、旧リンガー住宅、展望台などの見どころが多数あり、すべて散策すると所要時間は、約1時間~1時間30分掛かります。
グラバー園の入り口で渡されるパンフレットに園内マップが、ありますので『基本ルート』に沿って見学されることをお勧めします。
出典元:グラバー園公式サイト
グラバー園の営業時間と入園料金
長崎市内に在住の60歳以上の方は、入園料が無料になります。
★営業時間
最終入園受付は20分前になります。
8:00~18:00
★夜間開園時間
•4月28日~5月7日:8:00~20:30
•6月1日6月30日(金曜日・土曜日・第3日曜日):8:00~20:30分
•7月16日~10月9日:8:00~21:30
★入園料金
•【個人】:大人:620円/高校生:310円/小・中学生:180円
•【団体】(15名以上):大人:520円/高校生:250円/小・中学生:140円
グラバー園へのアクセス方法
グラバー園へのアクセス方法は、路面電車と路線バスで行く方法があります。
JR長崎駅前から路面電車と路線バスでアクセスする方法を紹介します。
※路面電車を4回以上利用する場合は『1日フリー乗車券』がお得です。
混雑を避けたい方は路面電車よりバスの方が空いおり席に座れる確率が高いです。
🚋路面電車:所要時間15分(140円)
JR長崎駅前➡新地中華街➡大浦天主堂
※JR長崎駅から路面電車で【崇福寺】行きに乗り「新地中華街」で【石橋】行きに乗り替え「大浦天主堂」で下車し徒歩5分
🚌路線バス:所要時間17分(160円)
🚌観光ルートバス:所要時間17分(160円)
※長崎駅西口から、観光ルートバス、または路線バスの【野母崎】行きに乗車し「グラバー園」で下車し徒歩5分
グラバー園:イベント情報
グラバー園では、夏から秋にかけて、夜間にグラバー園内をライトアップした、夏の限定イベント『Glover Night Summer』が開催されます。
🥉開催期間:2022年7月16日~10月9日
🥉開園時間:8:00~21:30
ライトUPした綺麗な夜のグラバー園もチェック!
グラバー園の見どころと撮影スポット【前編】
グラバー園内の見どころや絶景スポット・撮影スポットや撮影したカメラの設定などを紹介します。
グラバー園の見どころと撮影スポット【前編】では、旧三菱第二ドックハウスや歴史の泉、旧ウォーカー住宅、祈りの泉、旧リンガー住宅、旧オルト住宅、旧スチイル祈念学校までを紹介します。
(グラバー通り)
グラバー園入口
グラバー園への入園方法は『グラバー園入口』と『グラバー園第2ゲート』から入園する方法があります。
祈念坂・南山手レストハウス・大浦展望公園モデルコース
『祈念坂』『南山手レストハウス』『大浦展望公園』めぐりを終えた方は、グラバー園第2ゲートより入園することができます。
祈念坂・南山手レストハウス・大浦展望公園めぐり
『祈念坂』『南山手レストハウス』『大浦展望公園』は、長崎市内が一望できる絶景スポットや幕末創建の古い洋館を鑑賞することができます。
★祈念坂方面(徒歩)
大浦天主堂の前から左へ進み国際あいさつ通りを少し進むと祈念坂への標識が見えますので右へ進みます。
★祈念坂方面(グラバースカイロード)
路面電車で石橋を下車しグラバースカイロードの標識に沿って進むとグラバースカイロードの入口へ到着します。
そのままグラバースカイロードの斜行エレベーターを使用して上まで進みます。
グラバー園第2ゲート
『祈念坂』『南山手レストハウス』『大浦展望公園』巡り終えましたら、グラバー園へは、こちらのグラバー園第2ゲートから入園します。
近隣周辺のその他の観光スポットもチェック!
グラバー園の正面入口
✨グラバー通りを大浦天主堂方面へ
路面電車で大浦天主堂下で下車、または路線バスでグラバー園入り口で下車し、グラバー通りを3分ほど登って行くと大浦天主堂が見えてきます。
さらに大浦天主堂から右上の石畳の坂道を上がって行くとグラバー園入口が左手にあります。
大浦天主堂の詳細は別の記事で詳しく紹介しています。
■グラバー園入口
🥉順路②:グラバー園入口から、少し上がっていくとグラバー園の正門が見えてきます。
🥉順路③:少し進んでいくと、エスカレーターが見えてきますので、そのまま上がって行きます。
🥉順路④:エスカレーターを降りて左側の方へ進むと行くと料金所が見えてきます。
🥉順路⑤:料金所から順路を進んで行くと動く歩道が見えてきますので動く歩道で上まで上がっていきます。
🥉順路⑥:このまま動く歩道で上まで行き少し歩いて行くと、最初の見どころ旧三菱ドックハウスに到着します。
動く歩道の左側には、長崎港や長崎市内の景色を眺めることができます。
旧三菱第二ドックハウス
🥉順路⑦:グラバー園第2ゲートから入園してすぐ左側に旧三菱第二ドックハウスがあります。
✨旧三菱ドックハウスの見どころ
旧三菱第二ドックハウスお勧めの場所! | 詳細 |
---|---|
建物1階のレトロ写真館 | レトロな衣装を借りて写真撮影ができる |
建物2階のベランダ | 長崎市内と稲佐山の絶景を一望できる |
旧三菱第二ドックハウスの歴史
1896年に建設された木造2階建ての建物で、三菱造船所に船が入っている間の乗員たちの宿舎として使用されていました。
1972年に三菱造船株式会社から長崎市が寄贈を受けて現在地に移築復元されました。
🥉撮影スポット:旧三菱第二ドックハウス
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f9
★焦点距離:18mm
★ISO感度:100
旧三菱第二ドックハウスの2階のベランダ
👑絶景スポット
旧三菱第二ドックハウスから長崎港と稲佐山を一望できる絶景スポットです。
撮影は午前がお勧めです!
■長崎港と稲佐山の風景
🥉撮影スポット:長崎港と稲佐山の風景
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f22
★焦点距離:18mm
★ISO感度:100
旧三菱第二ドックハウスのお庭と展望台
■旧三菱第二ドックハウス1階から池越しに稲佐山を撮影
👑絶景スポット
🥉順路⑧:旧三菱第二ドックハウスから直進すると展望所があります。
■旧三菱第二ドックハウス前の展望台を撮影
高島流和砲
グラバー園の旧三菱第二ドックハウス前に幕末の兵学者「高島秋帆」の指導の下、鉄砲鍛冶の野川清治によって作られたものといわれています。
高島秋帆は、長崎に生まれた幕末の兵学者、砲術家です。
■高島流和砲
🥉順路⑨:旧三菱第二ドックハウス前の展望所から道を下っていきます。
🥉撮影スポット:新緑に囲まれた美しい遊歩道
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18mm
★ISO感度:100
歴史の泉
この場所はトイレや園内の無料観光ガイド(旧長崎高商表門衛所)の窓口があります。
観光ガイドのボランティアの方から、グラバー園内の説明を受けることができます。
🥉順路⑩:旧三菱第二ドックハウス前の展望台から、スロープの遊歩道を下って行くと歴史の泉に着きます。
🥉撮影スポット:歴史の泉
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18mm
★ISO感度:100
旧長崎高等商業学校表門衛所
1905年に長崎高等商業学校は創立され、東京、神戸に次ぐ古い伝統と歴史があります。
1944年には長崎経済専門学校の表門衛所、1949年には長崎経済学部となって現在に至ります。
この表門衛所は、現在はグラバー園のガイド案内所になっています。
🥉撮影スポット:旧長崎高等商業学校表門衛所
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f10
★焦点距離:18mm
★ISO感度:200
旧ウォーカ住宅
🥉順路⑪:歴史の泉から緩やかな下り坂を降りていくと、旧ウォーカー住宅が左側に見えてきます。
旧ウォーカー住宅の歴史
旧ウォーカー住宅は、R.N.ウォーカー商会ーを設立したロバート・ネール・ウォーカーの次男の旧邸で、大正4年に購入し昭和33年に他界するまでこの建物で暮らしていました。
明治16年~35年に、大浦天主堂に近い南山手28番乙に建築しました。
🥉撮影スポット:旧ウォーカー住宅
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f7.1
★焦点距離:18mm
★ISO感度:100
祈りの泉
祈りの泉は、キリシタンの迫害による隠れキリシタンの苦悩と救いを象徴して造られました。
🥉順路⑫:旧ウォーカ住宅のすぐ隣に祈りの泉があり水の流れる音が聞こえてきます。
🥉撮影スポット:祈りの泉
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18mm
★ISO感度:100
旧リンガー住宅
🥉順路⑬:祈りの泉から階段を降りて左側へ行くと旧リンガー住宅へ行くことができます。
(旧リンガー住宅)
旧リンガー住宅の歴史
イギリス人のフレデリックリンガーが1883年頃から自宅として使用していた建物です。
フレデリックリンガーはリンガー商会を設立し1940年の閉鎖までの約70年間に外国貿易や商社代理店、お茶の加工、ガズ事業などに従事し、長崎の産業に大きな功績を残しました。
この家は、木造で外壁は石造りの平屋建てで屋根は桟瓦葺きです。
玄関ホール南側の食堂と、北側の応接室の全面をベイウィンドウとしており、長崎港と女神大橋を眺めることができます。
🥉撮影スポット:旧リンガー住宅
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18mm
★ISO感度:100
🥉撮影スポット:旧リンガー住宅
女神大橋
女神大橋は長崎市の長崎県道51号線長崎南環状線および臨海臨港道路女神大橋線にある斜張橋です。
グラバー園内から女神大橋を最も近くから眺められる場所です。
👑絶景スポット
(女神大橋)
🥉撮影スポット:女神大橋
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f9
★焦点距離:55mm
★ISO感度:100
旧オルト住宅
🥉順路⑭:旧リンガー住宅から長崎港を右手にして遊歩道を進むと旧オルト住宅が見えてきます。
(旧オルト住宅)
オルト住宅の歴史
英国人のウイリアム・オルト氏は、製茶業・貿易商を営み、1865年~1868年の3年間この邸宅に住んでいました。
その後、この邸宅はメソジスト派の活水女子学校の校舎として使われ、1930年からリンガー家の所有となりました。
1945年には、川南工業に売却され、1970年に長崎市が買い取り、昭和47年には国の重要文化財に指定されました。
🥉撮影スポット:旧オルト住宅
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18
★ISO感度:100
旧スチイル記念学校
🥉順路⑮:旧オルト住宅から奥へ進むと旧スチイル記念学校が見えてきます。
(旧スチイル記念学校)
旧スチイル記念学校の歴史
1887年、信教の外国伝道局長スチイル博士は、若くして(18歳)で亡くなった息子のヘンリーを記念するために、寄贈した資金でこの学校を建てました。
その後、東山学院、海星学園で使用され、現在に至ります。
🥉撮影スポット:旧スチイル記念学校
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18
★ISO感度:100
グラバー園の見どころと撮影スポット【後編】
🥉順路①:旧スチイル祈念学校から歩いて来た遊歩道を戻っていきます。
歩いて来た遊歩道を戻る途中で撮影した旧リンガー住宅の写真です。
🥉撮影スポット:旧リンガー住宅
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18
★ISO感度:100
三浦環の像
🥉順路②:旧リンガー住宅から来た道を戻ると三浦環像前広場に到着します。
長崎の女性の非恋を描いたオペラ『蝶々夫人(マダム・バタフライ)』の像が長崎市のグラバー園内にあります。
また、サスペンス『浅見光彦シリーズ⑲長崎殺人事件』のロケ地になった場所です。
蝶々夫人の指に、かけられた『ロケットペンダント』が事件解決のカギになりました。
🥉撮影スポット:三浦環の像
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f6.3
★焦点距離:18
★ISO感度:100
自由亭喫茶室
🥉順路③:三浦環の像からプッチーニ像の前を通って直進すると自由亭喫茶室が見えてきます。
グラバー園内にある唯一のカフェ「自由亭喫茶室」は、日本で最初に西洋レストランとして開業されました。
自由亭の歴史
江戸時代の末期に出島のオランダ人のもとで西洋料理の修行を積んだ草野丈吉が、長崎市伊良林の近くの自宅で開業したのが始まりと言われています。
🥉撮影スポット:自由亭
赤丸の位置から撮影
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f9
★焦点距離:18
★ISO感度:100
グラバー邸
グラバー邸はグラバー園の中でもBEST3に入る撮影スポットで、見どころとしても大変人気があります。
グラバー邸のお庭からは長崎港や稲佐山、長崎市内の景色を一望できます。
🥉順路④:自由亭から階段で降りて行くとグラバー邸が見えてきます。
自由亭からグラバー邸へ向かう途中の階段の上からは、稲佐山や長崎港を背景にグラバー邸を撮影できる絶景スポットです。
👑絶景スポット
★撮影スポット①:グラバー邸
【カメラ設定】
★撮影機材
Nikon D5600
★絞り:f22
★焦点距離:18
★ISO感度:100
★撮影スポット②:グラバー邸
【カメラ設定】
★撮影機材
Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18
★ISO感度:100
グラバー園の歴史
グラバー園内に建てられたグラバー邸は、現存する最古の洋風木造建築であると同時に最初の和洋折衷建築といわれています。
世界遺産の旧グラバー住宅は、2021年12月24日にリニューアルオープンしました。
グラバー邸は1863年建築でスコットランド出身のトーマスグラバーが住んでいた建物です。
★撮影スポット③:グラバー邸
【カメラ設定】
★撮影機材
Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18
★ISO感度:100
🥉撮影スポット:グラバー邸
青丸の番号と写真の番号が一致する場所が撮影場所です。
グラバー邸前の方位盤には長崎の観光名所や九州の各県の方位などが記されています。
トーマス・ブレーク・グラバー像
🥉順路⑤:グラバー邸から順路を進むとトーマス・ブレーク・グラバーの像が見えてきます。
展望台の手前に出口の標識がありますので、左へは行かず真っ直ぐ進んでください。
🥉撮影スポット:トーマス・ブレーク・グラバー像
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f8
★焦点距離:18
★ISO感度:100
展望台
🥉順路⑥:トーマス・ブレーク・グラバー像から、階段を降りて出口の方向へ進み、出口と展望台の分岐点を真っ直ぐ進むと展望台が見えてきます。
グラバー園巡りの最後の見どころが展望台です。
長崎市内の美しい景色を眺めることができます。
👑絶景スポット
この位置からの眺めも非常に良いです。
🥉撮影スポット:展望台と長崎港と長崎市内
【カメラ設定】
★撮影機材:Nikon D5600
★絞り:f20
★焦点距離:18
★ISO感度:100
展望台からの景色は、長崎港や長崎市内、稲佐山を一望できます。
絶景を見ながらベンチに腰掛けグラバー園の散策の疲れ癒すことができます。
売店と出口
🥉順路⑦:展望台から出口方面へ歩いて行くと長崎伝統芸能館が左手に見えてきますので、この建物の中へ入りると売店へ行くことができます。
🥉順路⑧:売店を出て少し歩くと、グラバー園の出口へ行くことができます。
大浦天主堂・グラバー園周辺の観光マップ
オランダ坂から東山手甲十三番館を見学し、グラバースカイロードから祈念坂・南山手レストハウス・大浦展望公園を経由して、グラバー園、大浦天主堂を巡るコースがお勧めです。
『大浦天主堂・グラバー園周辺の観光マップ』は、下記の【ダウンロードボタン】をクリックしてください。
大浦天主堂・グラバー園周辺の観光マップ
グラバー園:基本情報
■観光名所:グラバー園
■所在地:長崎県長崎市南山手8番1号
■TEL:095-822-8223
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